四川の被災者にエール〔パラリンピック〕

四川の被災者にエール〔パラリンピック〕

車いすテニスの女子準々決勝で、３９歳の董福利（中国）が世界ランキング１位のオランダ選手に敗れた。７歳の時、約２４万人が死亡した唐山大地震（河北省）で右脚を失い、父親も亡くした董。新華社電などによると、今年５月に起きた四川大地震で多数の死傷者が出たことに心を痛め、「被災地の人たちがわたしの試合を見て、自信を持ち、もっと強く、楽しく生きてもらいたい」とエールを送っていた。１７歳の娘がいるママさん選手の董は、日本やフランスの選手を破ってベスト８に進出。「勝ち負けは重要ではない。四川の被災者の魂を清めたい。それが最大の目的」。ただ、試合が終わった後は「彼女（オランダ選手）にはいつも負けている。きょうはこれまでよりいいかなと思っていたけど、全力を出し切れなかった」と、悔しさもにじませた。（北京時事）（2008/09/11-21:45）。

[引用元：時事通信]

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